ソファとの別れ
流砂に飲まれていくソファ。
縄で引き上げようとするトンマンですが、このままではトンマンも道連れになってしまう。
ソファは荷物の中からソヨプ刀をだし、縄を切ります。
「逃げて、必ず生きなさい」そう言ってソファは砂の中に消えてしまいます。
そこへチルスクが現れてトンマンは体を掴まれますが、砂嵐が来て二人とも吹き飛ばされます。
目を覚ますとトンマン一人。
辺りを探して荷物やソヨプ刀を見つけますが、ソファは見つからず「オンマ~」と泣き叫びます。
夜になってカターンおじさんたちが探しに来て宿屋に連れ帰られます。
ヨンス公の出陣と戦死
チョンミョンは夫のヨンス公が戦死するという悪夢で目を覚まします。
ヨンス公は自分が太子になるのは自分の権力のためではなく、チンピョン王を救うためだと言い、チョンミョンの反対を押し切り、手柄を立てるために激戦の地へと出陣します。

夫の安否が気ががりでならないチョンミョン。
そこへヨンス公が勝利したとの知らせ。
喜ぶチョンミョンでしたが、ヨンス公は残存兵の矢にあたり、戦死します。
こうしてチョンミョンはトンマン同様、大切な存在を失います。
ヨンス公の葬儀中に、悲しみにくれるチョンミョンをミシルが抱きしめ、耳元でそっとささやきます。
「逃げなさい。北斗七星や開陽星がなんだというのだ?運命など捨てて逃げるのだ、これが最後の哀れみだ」と。

トンマンとチョンミョン二人の旅立ち
トンマンはソファを失った悲しみにふさぎ込みますが、カターンおじさんからのローマに行こうとの誘いを断り、故郷であるシルラへ向かう決意をします。
そして父親である(と思い込んでいる)ムンノを探す旅に出ます。
チョンミョンは夫を失い、尼僧になるといい、宮殿を出ます。
これはミシルの手の届かない安全な場所へ移動するための口実です。
実はこの時、お腹の中にヨンス公の子供がいたのです。
ミシルのいる宮殿では安心して産めません。
こうしてチョンミョンは寺で子供を産みます。
この子供が後に「武烈王」となるキム・チュンチュです。
チュンチュとは「春秋」と書いてチュンチュと読みます。
これはミシルが歳月には敵わないと話していたので歳月にちなんだ名前がいいとのこと。
また、ひそかにヨンス公の弟であるヨンチュンにムンノを探させていました。
ムンノは故郷であるマンノ郡にいるという。
マンノ郡は戦争相手である百済との国境も近い危険な地域。
それでもムンノに会いに行く旅に出るチョンミョン。
チュンチュは寺に預けて育ててもらうことになります。
ソファを失い、旅立つトンマン。
夫を失い、旅立つチョンミョン。
双子の二人がリンクします。
そして二人のムンノ探しの旅が始まります。
ミシルもチョンミョンがムンノを探していると情報を手に入れて阻止するための手を打ちます。
マンノ郡に先に着いたのはトンマン。
トンマンは「ムンノは?」と聞いて回りますが、ここでアヤシイお坊さんにつかまります。
以上、善徳女王第5話のあらすじでした。
コメント