神殿に隠し部屋がある?
チルスクと鉢合わせになってしまったトンマンでしたが、チルスクは目が見えないのでトンマンに気付きません。
チルスクはぶつかったことを謝って歩き出します。
そしてチルスクが神殿に入っていったことを見て、自分を追いかけたのはミシルの命令だったんだとトンマンは思います。
トンマンはこのことをチョンミョンに話します。
自分はチルスクに追われていたこと、チルスクは赤ん坊と侍女を追っていると話していたこと、神殿にチルスクがかくまわれていること。
神殿には隠し部屋があるはずだから探してほしい、とチョンミョンに頼みました。
ウィチョン祭が行われる
災いの兆候があるので慰天祭(ウィチョン祭・天を慰労する祭事)を行うべきだと神官が王に進言します。
祭事を手伝う配下に選ばれるユシンとポジョン。
ウィチョン祭はこれまでミシルが開催を希望した年だけ行われてきました。
そのことに気付いたチョンミョンは疑問を抱きます。
ミシルはウィチョン祭を行うたびに天から啓示を受けて権力を強めていたのです。
今回はミセンがウィチョン祭での仕掛けを用意しています。
ミシルが「人・力・口」を予言する
トンマンは毎晩ミシルの部屋で本を読まされています。
トンマンはチルスクのことを聞き出したかったのですが、言い出せません。
ミシルは民とは貪欲で政治に対して要求するばかりでいつまでも何も変わらない、民から恐れられることこそ意味がある、などと語りました。
ミシルはユシンとも会っていました。
ミシルはユシンを呼び出して「自分の配下になれ、これはミシルの敵になるな、という意味だ」と言いました。
これをユシンは断ります。
さらに、父やチョンミョンにこれ以上手をだすな、ユシンの敵になるな、と言い返します。
それを聞いたミシルはユシンを気に入り、次のようなことを言います。
人の力は偉大なように見えて 実は人ひとりの口を養うこともできない、天の意思が少し・・・必要なのです。
ミシルはこの時、「人・力・口」と書いた紙をユシンに見せます。
ユシンが神殿の隠し部屋を見つける
ユシンはウィチョン祭の準備のため普段は男子禁制の神殿内に入ります。
ろうそくの煙の流れ方から隠し部屋の存在に気付き、チョンミョンにそのことを報告します。
ウィチョン祭でミシルが啓示を受ける
ウィチョン祭の前夜にミシルの部屋に本を読みに来たトンマン。

トンマンは天の意志はミシルの味方なのか?と質問します。
これに対してミシルは、天の意志などは存在しない、明日何かが起こるとすればそれは天の意志ではない、私の意志だ!と言います。
ウィチョン祭の当日。
ミシルの受けた啓示の通りの場所で地面から仏像が現れます。
その仏像には「人力口を追放すべし」と書かれていました。
この3つの漢字を組み合わせると伽耶(カヤ)の伽の字になります。
伽耶とはシルラに滅ぼされた国でキム・ソヒョンやユシンも伽耶の出身です。
この啓示の通りにしないと3日以内に月が光を失う、その後に大飢饉がやってくる、とミシルは王に言います。
ミシルの言うとおりに月食が起こる
その3日後に本当に月食が起こります。
ミシルの予言が当たり恐れる人々。
ミシルの部屋に本を読みに来るトンマン。
トンマンは本を読まずに、月食が怖いと言います。
ミシルは、サダハムの梅が何かわかったか?チョンミョンに報告はしたのか?お前がチョンミョンのスパイだと知らないとでも思ったのか?と聞きます。
サダハムの梅は暦だ、一番正確な暦だ、だがお前たちがそれを知ったところで何ができる?と続けるミシル。
恐怖に震えるトンマンに「怖いか?恐怖に打ち勝つ方法は二つある。逃げるか、憤るかだ」とミシル。
以上、善徳女王のあらすじ16話でした。
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