変装して逃げるトンマン
トンマン達が隠れている空き小屋を偵察していたテナムボは小屋から出てきたチョンミョン、アルチョンと鉢合わせになります。
お互いわざとらしく言い訳をします。
するとヤンジ村のほうからのろしが上がります。
これはチョンミョンがおとりとして上げたものでした。
歩いているチョンミョンとアルチョンの後をつけるテナムボ。
二人は別の小屋に入り、しばらくすると出てきてまた歩き始めます。
なぜ小屋に入ったのか?
テナムボは二人が出てきた小屋の扉を開けると着替えをしたチョンミョンとアルチョンの二人がいました。
トンマンがチョンミョンの服に、ユシンがアルチョンの服にそれぞれ変装していました。
テナムボはトンマンに矢を打とうとしますが、アルチョンが止めに入って取っ組み合いになります。
テナムボは逃げて姿を消してしまいます。
テナムボの矢がチョンミョンにあたる
川岸でチョンミョン、トンマンは合流して別れを惜しみます。
「ユシンと幸せになって」と言ってトンマンを送り出すチョンミョン。
この様子を木の陰から見ているテナムボ。

トンマン達は変装がばれたので元の服装に戻しています。
これに気付かないテナムボはまだトンマンが王女の服を着ていると勘違いし、王女に向けて矢を打ちます。
テナムボの放った矢はチョンミョンの胸を打ち抜きます。
ピダムが船の上から弓で応戦し、テナムボはこの矢を受けて傷を負って撤退します。
重傷を負ったチョンミョンを船に乗せて逃げる一行でした。
チョンミョンが他界する
洞窟でチョンミョンの看病をしています。
ピダムが矢には毒が塗ってあり、それはトリカブトだといいます。
解毒に必要な薬草を探しに走るトンマンとピダム。
チョンミョンはトンマンにそばにいてほしいと言いますが、振り切って駆けだすトンマン。
アルチョンも薬草を探しに山に入り、チョンミョンのそばにはユシンが付き添います。
チョンミョンは「王宮では自分たちの結婚の話が出ている、政略結婚でも私は嬉しかった」とユシンに気持ちを打ち明けます。
ユシンを慕う気持ちに気付かなかった、今さら気づいてももう遅い・・・チョンミョンは息も絶え絶えで話します。
そして、トンマンは今まで自分の人生を生きられなかったので幸せにしてやってほしい、とトンマンをユシンに託します。
そして形見としてクシを渡します。
トンマンとピダムが薬草を持って戻ってきますが、洞窟の前でアルチョンが立っています。
この時すでにチョンミョンは息を引き取っていました。
泣き崩れるトンマン。

チョンミョンの遺体はアルチョンが運ぶ
チョンミョンの遺体はアルチョンがソラボルに運ぶことになりました。
ユシンにチョンミョンの遺志を守るように、とアルチョン。
アルチョンはチョンミョンの遺体を運んだら花郎としての最後の務めを果たす、もう会うことはないな、とユシンに別れのあいさつをします。
ピダムに返り討ちにされたテナムボはソルォンに捕まっていました。
ミセンに命じられてトンマンを毒矢で撃ったと白状したテナムボ。
これを聞いてソルォンもトンマンが亡くなったと思い込みました。
翌朝、トンマンの遺体を確保するためにソルォン達が出発しようとするところをキム・ソヒョンの軍勢が遮ります。
「これ以上手を出すと何が起こるかわからないぞ」にらみ合うソルォンとソヒョン。
そこへ台車を引いたアルチョンが歩いてきます。
「お亡くなりになりました」とアルチョン。
ソルォンはそれはトンマンだと思い、「誰がだ」と聞きます。
テナムボも任務達成を確信し、ほくそ笑みます。
しかしアルチョンが「王女様です」と答えると全員顔面蒼白になり、ひざまずきます。
早馬が走り、王宮にチョンミョンの死を知らせます。
王は言葉を失い、王妃は気を失います。
ミシルはソルォンには作戦中止を、和白会議も中止にします。
「今動いてはなりません、これまでで最大の危機です、我々も責任を逃れられないでしょう」と配下を制します。
チョンミョンの息子のチュンチュを隋から呼び戻そうとウルチェが言いますが、ミシルはこれを自分たちが引き受けます。
チュンチュを迎えに行くのはテナムボでした。
トンマンの決意
トンマンはショックで高熱を出し、洞窟で三日三晩寝込みました。
トンマンの熱が下がった後、ユシンはチョンミョンの形見のクシを渡します。
チョンミョンの遺言は女として幸せになってほしい、ミシルや新羅のことは忘れて遠い土地へ行け、というものでした。
しかしトンマンはクシを真っ二つに折って川に投げ捨てます。
「遺言は守れない、いや、守らない」と言ってトンマンは立ち上がりました。
以上、善徳女王のあらすじ24話でした。
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