トンイの階級制度の解説

トンイは最下位の階級から側室の最高位まで登り詰めたシンデレラガールだった

トンイは賤民の身分から王宮に入ります。

掌学院の奴婢という一番最下位の階級から始まり、最後は「淑嬪」として側室の最高位である「嬪」(正一品)まで登りつめます。

その前段階として、掌学院を経て、監察府の女官だったトンイが王の寵愛を受けたことで、特別尚宮と呼ばれる「承恩尚宮スンウンサングン」(正五品)まで一気に昇格します。

参考ページ
トンイのスンウンサングン(承恩尚宮)の解説

その後、尚宮や宮女から側室になった場合の始まりの階級である「淑媛」(従四品)となり、クムを出産し王宮に戻ったあとは「淑儀」(従二品)に昇格、最後は側室の最高位である「嬪」(正一品)に昇格します。

最下位の階級から始まり、最高位の階級まで登りつめたトンイは、まさにシンデレラストーリーのような波瀾万丈な人生だったことがわかりますね。

朝鮮王朝の王妃・側室の階級制度

側室には八階級ありますが、どれだけ王様から愛されたか、どんな世継ぎを出産したかで階級は大きく変わってきます。

側室の上にいる王妃には階級はありません。

王妃は王の正妃であると同時に宮廷内の女性陣のトップとして役割も持っていました。

側室の階級制度は下記の八段階です。

  1. 嬪【ピン】(正一品)
  2. 貴人【キイン】(従一品)
  3. 昭儀【ソウィ】(正二品)
  4. 淑儀【スギ】(従二品)
  5. 昭容【ソヨン】(正三品)
  6. 淑容【スギョン】(従三品)
  7. 昭媛【ソウォン】(正四品)
  8. 淑媛【スグォン】(従四品)

※最高位の側室のピンだけは「淑嬪スクピン」や「禧嬪ヒビン」のように前に別号をつけて「〇嬪」と呼ばれました。

中でも側室の最高位である「嬪」(正一品)を任命される多くは、王宮の存続に大切な世継ぎである未来の王様候補とされる王子を出産した側室でした。

側室は王様の愛情と、世継ぎを残すかが階級の決め手だった

王子となる男子・王女となる女子、さらには子ができなかった場合において明らかな差を階級によって表していました。

逆に王子を出産したからと言って必ず「嬪」になるわけではありません。

すでに世継ぎの王子がいた場合や、生母の家柄などが理由で「嬪」に昇格しない側室もいます。

世継ぎとなれない王子を産んだ側室は権力争いなどのお家騒動の犠牲者となることもしばしばありました。

ちなみにですが、王子も母親の身分によって呼び方が変わります。

参考ページ
大君(テグン)と君(クン)の違いとは

まさに実力だけではなく、昇格するには運も必要なシビアな時代だったと言えるのではないでしょうか。

王宮の女官たちにも階級があった

階級で分けられていたのは、側室だけではありません。

王宮の女官たちにも階級がありました。

女官たちの最高位は「尚宮」(正五品)で、「尚宮」以下の階級は十階級もありました。

側室よりさらに細かいですよね。

女官たちは、自分の階級が少しでも上がるように日々切磋琢磨していたことでしょうね。

「尚宮」(正五品)には特例があり、トンイのように王様から寵愛を受けた場合には「尚宮」ではなく「承恩尚宮」と呼ばれます。

「承恩尚宮」は側室になる一歩手前と呼び方で、ここから勅命により位をつけられて、初めて側室として認められるのです。

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トンイのスンウンサングン(承恩尚宮)の解説

王様の側室は誰もがなりたい憧れの地位だったことでしょう。

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