トンイの王様が名乗った判官(パンガン)とは「お役人」みたいな意味

トンイ
画像引用:https://www.bs-tbs.co.jp/toni/index.html

判官(パンガン)はお役人だった

判官というのは、行政・治安・土木を担当する役所で仕事をするお役人の一人です。

現在でいうところの公務員といったところでしょう。

判官という役職の階級は高くはなく「従五品」です。

そのため、町中をうろうろしていても不思議ではありませんでした。

漢城府は長官として「正二品判尹」1名、補佐の「従二品」2名(左尹・右尹それぞれ1名ずつ)、「従四品庶尹」、「従五品判官」、「正七軍参軍」となっていたので、粛宗がトンイやクムに名乗った判官は上から4番目ということになります。

ちなみに、南人派のオ・テソクは漢城府左尹、チャン・ムヨルは漢城府庶尹からそれぞれスタートして昇格していくことになります。

粛宗は咄嗟に漢城府の判官とトンイに名乗ってしまった

粛宗はトンイと初めて出会った時、王と名乗るわけにいかなかったため、漢城府の判官と名乗ってしまいました。

服装も平民とは少し違いますから、判官と言うしかなかったのでしょう。

ちなみに漢城府というのは、朝鮮時代の都が漢城で現在のソウルにあたるところで、いわば首都です。

漢城を治める役目をもつ役所が漢城府でした。

漢城には王宮がありますから行政・治安維持と防衛が非常に重要な王様直属の官庁ですね。

今の日本でいうところの東京にあたりますね。

粛宗はトンイに王様とバレるまでの間、ずっと漢城府の判官で突き通していました。

トンイが王様とは知らなかったこととはいえ、粛宗を馬にさせて背中を踏み、塀を乗り越える場面では誰もが「トンイが王様の背中を踏んでいる」と思わずにはいられなかったことでしょう。

クムにも父と名乗れず漢城府の判官と名乗った

クムに自分が父親だと名乗れなかった粛宗は、クムにもトンイ同様に漢城府の判官と名乗ります。

クムは粛宗が、王様であり自分の父親だなんて知る由もありませんから、自分よりも下の身分だと思い込んでしまいます。

トンイとクムが王宮に戻って初めて、粛宗を王様であり父親とクムは知るのですが、クムは驚きのあまりその場から逃げ出してしまい、草場の陰で粛宗に無礼なことをしてしまったと、一人涙を流しているという切ない場面がありました。

知らなかったこととはいえ、自分のしてしまったことを悔やみ涙を流すクムに、「クムは悪くないよ!」と言ってあげたくなってしまいましたね。

クムに対してもトンイに対しても、心苦しくも粛宗がついた嘘はなんと罪深いのでしょうか。

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