ノクドゥ伝は史実ではないが実在の人物も登場している

ノクドゥ伝は史実をベースにしたフィクション

ノクドゥ伝の舞台は実在した李氏朝鮮第15代王光海君の治世ですが、ストーリーはフィクションです。

Web漫画「ノクドゥ伝」の原作者ヘ・ジニヤンは、第14代王宣祖(ソンジョ)に仕えていた鄭琢(チョン・タク)の日記「避難行録」にあった「1592年5月12日王世子の嬪宮(ピングン)が出産された」という一文に着想を得てこの作品を描きました。

宣祖は世子を決めずに亡くなっているので、王世子もその嬪宮(正室)も誰を指すのか実際にはわかりません。

しかしわからないところを逆手にとって、この時生まれた子を光海君の子で、幼いころに王宮を出てひそかに成長したノクドゥとして作り上げたのですね。

この時代を描いたドラマは多くあり、弟まで殺した暴君として描かれることが多い光海君ですが、ノクドゥ伝では王座をいつ奪われるかと怯えている王です。

巫女から「冬至の月の19日に生まれた王孫が次の王となる」と言われ、生まれたばかりのノクドゥに王座を奪われると思い、殺すことを命じるのです。

ヒロイン、トンジュの祖父は実在の人物

ヒロインのトンジュは寡婦村で妓生の修行をしていますが、実は先王の時代の領議政・柳永慶(ユ・ヨンギョン)の娘・柳恩瑞だったという設定で登場します。

この柳永慶という人物は実在していました。

彼は次期王にノクドゥの父光海君ではなく、その弟の永昌大君を据えようしていました。

しかし光海君が王になりその対立に敗れると、一族は罪人となり柳永慶は流刑地で毒によって殺されます。

このことからトンジュは本名を隠し、光海君に復讐する機会を狙っていました。

柳永慶の記録からは息子がいたことしかわかりませんが、トンジュを実在の人物の娘としたことで、よりドラマの説得力が増してストーリーに厚みが生まれています。

ヒロインを慕う綾陽君も実在の人物

史実にフィクションを混ぜた本作の中で、唯一主人公たちの恋愛模様に加わる実在の人物が綾陽君(ヌンヤングン)です。

ドラマの始まりは妓楼に出入りする料理好きの王族チャ・ユルムとして、ヒロインに想いを寄せるノクドゥの恋のライバルとして登場します。

しかし、王位についた光海君が弟綾昌君を殺したことで復讐を誓い、人を殺すこともいとわない裏の顔がありました…!

綾陽君は、14代宣祖の庶子の長男、つまり側室の子を父に持ち、本来なら王になる道は遠かったのですが、光海君に対立する勢力に担ぎ上げられ反乱を起こしました。

その結果光海君を廃位させ、綾陽君は即位して第16代王仁祖(インジョ)となります。

ドラマでもこの辺りは史実の通り描かれ、ドラマチックな展開で盛り上げています。

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